淳心学院中学校1998年算数2日目第1問(解答・解説)


分母、分子に同じ数を加えるのだから、分母と分子の差は変わりませんね。
本問は、差一定算と呼ばれる問題ですね(差一定算と気付かなくても、線分図をかいて見ると、差が一定だとすぐにわかりますね)。
整理のために、線分図をかいてみましょう。
淳心学院中学校1998年算数2日目第1問(解答・解説)の図
分母をH、分子をFとします。 H−F=Aが73−55=18に相当するから、加えた数は
 18×F/A−55=63−55=8
となります。

なお、本問と次の各問題はすべて同じ問題です(差一定算になります)。
(問題1)最初、AとBは同じ個数だけチョコレートを持っていました。その後、Aはチョコレートを55個もらい、Bはチョコレートを73個もらいました。その結果、Bのチョコレートの個数はAのチョコレートの個数の9/7倍となりました。AとBが最初に持っていたチョコレートの個数は何個ですか。
(問題2)最初、Aが55個、Bが73個のキャンディーを持っていました。その後、AとBはそれぞれ同じ個数のキャンディーをもらいました。その結果、AとBのキャンディーの個数の比は7:9となりました。もらったキャンディーの個数は何個ですか。
(問題3)現在、Aの年齢は55歳、Bの年齢は73歳です。Aの年齢がBの年齢の7/9倍となるのは、今から何年後ですか。(年齢算)



中学受験・算数の森TOPページへ