女子学院中学校2001年算数第3問(解答・解説)
与えられた式を次のように表します。
ADF
BEG
+C7H
999
(A<B<C、D<E<7、F<G<H)
残りの数字 1、2、3、4、5、6、8、9
まず百の位に注目します。
千の位に繰り上がっていないので、A+B+Cは9以下となります(上限チェック!)。 ←十の位から繰り上がってきているかもしれないので、9となるとは限りませんね。
9のカードを置ける場所は、条件よりCかHとなります。
A+B+Cが9以下であることとA+Bが
1+2
=3以上
であることから、Cは
9−3
=6以下 ←上限チェック!
となるので、H=9となります。
また、8のカードを置ける場所は、条件よりCかGとなりますが、Cが6以下であることから、G=8となります。
ここで、一の位に注目します。
F+G+Hは
1+8+9
=18以上 ←下限チェック!
6+8+9
=23以下 ←上限チェック!
となることと、F+G+Hの一の位が9となることから、F+G+H=19となり、
F
=19−(8+9)
=2
となります。
ここまでの結果を整理すると次のようになります。
AD2
BE8
+C79
999
(A<B<C、D<E<7、2<8<9)
残りの数字 1、3、4、5、6
次に、十の位に注目します。
D+E+7の一の位は
9−1 ←一の位から1繰り上がってくることに注意しましょう。
=8
となり、D+Eの一の位は
8−7
=1
となります。
1、3、4、5、6のうち2つの数をたした数の一の位の数が1となるのは、
5+6 ←5×4/(2×1)=10通りを調べるだけです。2数の和が1となることは明らかになく、2数の和が11となる(10を超える)のは5+6しかないので、すべてを調べなくても済みますね。なお、2数の和が奇数であることから、2数のうち一方が奇数で、他方が偶数であることに注目してもいいでしょう。
だけですね。
これで式が完成しますね。
答えは次のようになります。
152
368
+479
999