女子学院中学校2004年算数第5問(解答・解説)
(1)
222を素因数分解すると、
222=2×3×37 ←111=3×37は入試によく登場しますね。
となります。約数は、ペアを作りながら書き出せばいいですね。
約数の個数((注)を参照)が2×2×2=8個あることをあらかじめチェックしておけば、数え落としを防げるでしょう。
222の約数は
1 2 3 6
222 111 74 37
ですね。
(注)一般に、整数☆が
○ア×□イ×△ウ ←(○ア個の積)×(□イ個の積)×(△ウ個の積)
と素因数分解されるとき、☆の約数の個数は
(ア+1)×(イ+1)×(ウ+1)
となります。
例えば、24(23×3)の約数の個数は、(3+1)×(1+1)=8個となります。
このことを樹形図と表を用いて確認しておきましょう。
(樹形図)
2の使用個数は、0〜3の3+1(通り)あり、そのそれぞれに対して、3の使用個数は、0、1の1+1(通り)あります。したがって、約数の個数は(3+1)×(1+1)=8個となります。
(表)
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2を0個
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2を1個
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2を2個
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2を3個
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3を0個
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1
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2
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4
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8
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3を1個
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3
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6
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12
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24
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(参考)なお、上の表の考え方を利用すると、約数の合計を計算することができます。
約数の和は、(1+2+4+8)×(1+3)となりますね。 ←長方形の面積を求めるイメージ
(2)
商品Bの個数と商品Cの個数の比は3:4なので、商品B3個と商品C4個をセットにして考えます。
セットの代金は
80×3+62×4
=488円
となります。
商品Aの個数を□個、商品B3個と商品C4個のセットを○セット買ったとすると、
37×□+488×○=22200
37×□+488×○=37×600 ←(1)を利用しました。
となります。
37×600も37×□も37の倍数だから、488×○も37の倍数となり、○が37の倍数となります(488は37の倍数でないからです)。
○が0となることはなく、また、488×2×37>37×600だから、○は37となります。
したがって、□は
(37×600−488×37)÷37
=600−488
=112
となります。
以上より、商品A、B、Cの購入個数は、それぞれ
112個
3×37=111個
4×37=148個
となります。