女子学院中学校2019年算数第4問(解答・解説)
時計算の問題です。
長針の速さは
360/60
=6度/分
で、短針の速さは
30/60
=1/2度/分
だから、長針は短針を1分間に
6−1/2
=11/2度
引き離す(追いかける)ことになり、56と4/11分間では
11/2×(56+4/11)
=11/2×56+11/2×4/11 ←約分できることを見越して、分配法則を利用しました。
=308+2
=310度
引き離す(追いかける)ことになります。
その結果長針と短針のつくる角が180度になったのだから、今の長針と短針のつくる角は
310−180
=130度
となります。
今の時刻のときに短針の130度「後方」にいた長針が短針に追いついた後、180度引き離したということですね。
今の時刻の前に短針が文字盤の数字のところにあったのは、短針が
130−30×4 ←130度から30度を引けるだけ引きます。
=10度
進む前、つまり、
10÷1/2
=20分前
になります。
そのとき、長針は
6×20
=120度
戻った位置(これが文字盤の12に他ならないですね)にあります。
このとき、長針と短針のつくる角は
120+(130−10)
=240度
だから、短針は文字盤の8の位置にあったことになります。
したがって、今の時刻は8時20分となります。