女子学院中学校2019年算数第5問(解答・解説)


お菓子の個数(〇個とします)は、12で割ると6余り、15で割ると9余る数ですね。
〇+6は12でも15でも割り切れる数、つまり60(12と15の最小公倍数)の倍数となり、〇は60×□−6(□=1、2、・・・)となります。 ←割り切れないより割り切れるほうが扱いやすいので、何とか割り切れるようにならないかと考えることが大切です。
□=1のとき、お菓子は54個で、12個入りだけでは4箱、15個入りでは3箱売れたことになり、売り上げの差は1500×4−1800×3=600円となります。
お菓子が60個増えると、12個入りの箱は5箱増え、15個入りの箱は箱個増えることになり、売り上げの差は1500×5−1800×4=300円増えます。
最初600円の売り上げの差だったのが、300円ずつ増えて4500円になるのは、□が
  (4500−600)÷300
 =13
増えたときになります。
したがって、お菓子は全部で
  60×(1+13)−6
 =834個
あります。
売り上げが最大となるのは、割高な12個入りができるだけたくさん売れたときですね。 ←1500/12=250/2>1800/15=120だからです。
12個入りの箱が
  4+5×13
 =69箱
では、お菓子が6個余るので、12個入り2箱を15個入り2箱に変えればいいですね。
したがって、12個入り69−2=67箱、15個入りは2箱売ったとき、売り上げが最大となります。



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