久留米大学附設中学校2016年算数第2問(解答・解説)
(1)
典型的なつるかめ算の問題ですね。
商品がすべて70円引きになったと考えると、Aは0円、Bは50円で、合わせて15個買ったときの代金が1250−70×15=200円だから、Bは200/50=4個買ったことになり、Aは15−4=11個買ったことになります。
したがって、答えは(A,B)=(11,4)となります。
(2)
いもづる算(条件不足のつるかめ算)の問題ですね。
代金がすべて1/40になったと考えると、Bは3円、Cは5円で、合わせていくつかずつ買ったときの代金は1760×1/40=44円となります。
代金の一の位の数が4で、Cの代金の一の位の数が0か5だから、Bの代金の一の位の数は4か9となります。 ←一の位チェック!文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
3にBの個数をかけて一の位の数が4か9になるのは、Bの個数の一の位の数が3か8のときとなります。
また、Bの個数は44/3=14.・・・以下となります。 ←上限チェック!
結局、Bの個数として考えられるものは3個、8個、13個となります。
それぞれの場合のCの個数は(44−3×3)/5=7個、(44−3×8)/5=4個、(44−3×13)/5=1個となります。 ←Bが5個増えると、Cは3×5/5=3個減ると考えてCの個数を求めてもよいでしょう。
したがって、答えは(B,C)=(3,7)、(8,4)、(13,1)となります。
(3)
いもづる算(条件不足のつるかめカブトムシ算)の問題ですね。
代金がすべて1/10になったと考えると、Aは7円、Bは12円、Cは20円で、合わせていくつかずつ買ったときの代金は790×1/10=79円となります。
どの商品も少なくとも1個は買うという条件があるので、まずそれぞれ1個ずつ買ったと考え、それ以外のもの(代金は79−(7+12+20)=40円)について考えます。
Cの個数は40/20=2個以下ですね。 ←上限チェック!
Cが2個のとき、AとBは0個となります。
Cが1個のとき、7円と12円のもので40−20=20円にすることができないのは明らかですね。
Cが0個のとき、12、40がいずれも4の倍数で、7が奇数だから、Aの個数は4の倍数(0も含みます)となります。
また、40/7=5.・・・となるから、Aの個数として考えらるものは0個と4個となります。
Aが0個のときは条件を満たしません。
Aが4個のとき、Bは(40−7×4)/12=1個となります。
したがって、答えは(A,B,C)=(1,1,3)、(5,2,1)となります。 ←最初に1個ずつ買った分を足すのをうっかり忘れないように気を付けましょう。