久留米大学附設中学校2018年算数第2問(解答・解説)


(1)
食塩の量が一定で、濃さ(食塩の量/食塩水の量)が6/4=3/2倍になったということは、食塩水の量が2/3倍になったということだから、食塩水の1/3の水、つまり、450×1/3=150gの水を蒸発させたことになります。
(2)
6%の食塩水B50gと9%の食塩水Aを混ぜ合わせて8.4%になったということだから、天秤で処理します(図は省略)。
腕の長さの比が(8.4−6):(9−8.4)=4:1だから、混ぜ合わせた食塩水の比はB:A=1:4となり、最初Aに入っていた食塩水は50×4/1=200gとなります。
(3)
水を加えて6%より薄くなった(△%とします)B50gと8.4%の食塩水A200+50=250gを混ぜ合わせて7.4%の食塩水300gができたいうことですね。
△%の食塩水50gに含まれる食塩の量は
  300×7.4/100−250×8.4/100
 =22.2−21
 =1.2g
だから、△は、1.2/50=2.4/100より、2.4となります。
結局のところ、6%の食塩水B450−150−50=250gに水を混ぜて2.4%になったということですね。
食塩の量が一定で、濃さ(食塩の量/食塩水の量)が2.4/6=2/5倍になったということは、食塩水の量が5/2倍になったということだから、食塩水の量の5/2−1=3/2倍の水、つまり、250×3/2=375gの水を加えたことになります。
△を求める処理は次のように天秤ですることもできます(図は省略)。
混ぜ合わせた食塩水の比がB:A=50:250=1:5だから、腕の長さの比(7.4−△):(8.4−7.4)=5:1となります。
したがって、△は7.4−5=2.4となります。



中学受験・算数の森TOPページへ