久留米大学附設中学校2023年算数第2問(解答・解説)


(1)
食塩水A100gと12%の食塩水B400−100=300gを混ぜると、10.25%の食塩水Bが400gできたということだから、食塩水A100gに含まれる食塩の量は
  400×10.25/100−300×12/100
 =41−36
 =5g
となり、最初の食塩水Aの濃度は5/100→5%となります。
(2)
求める濃度は、5%の食塩水A300gと12%の食塩水B400gを混ぜ合わせた食塩水 (Cとします)の濃度にほかなりませんね。
Cの食塩水の量は300+400=700gで、食塩の量が
  300×5/100+400×12/100
 =15+48
 =63g
だから、求める濃さは
  63/700
 =9/100
 →9%
となります。
(3)
1回目の同時等量交換を行った後のB、Aの食塩の量はそれぞれ41g、63−41=22gで、2回目の同時等量交換を行った後のBの食塩の量は400×9/100=36gですね。
1回目の同時等量交換後に、A300gとB300gの交換を行うと、食塩の量は300×10.25/100−22=8.75g減ります。
実際には、41−36=5g減っているから、
  300×5/8.75
 =300×20/35 ←分数の分母、分子を4倍しました。
 =1200/7g
交換したことになります。



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