甲陽学院中学校2007年算数2日目第5問(解答・解説)
(1)
得票数が480÷(4+1)=96票より多ければ、当選確実なので、最初の中間集計の時点でAは当選確実と言えます。
また、Bが当選確実とは言えない状態になるまでに、少なくとも
(85−70)+(85−60)+(85−50) ←BがC,D、Eの3人に追いつかれるまでに必要な票数です。
=75票
必要ですが、未開票の票数は480−410=70票だから、Bは当選確実と言えます。
さらに、Cが当選確実とは言えない状態になるまでに、少なくとも
(70−60)+(70−50) ←BがC,D、Eの3人に追いつかれるまでに必要な票数です。
=30票
必要ですが、未開票の票数以下だから、Cは当選確実とは言えません。
当然、Cの票数以下のD,E,F,Gも当選確実とは言えません。
したがって、最初の中間集計で当選確実となった候補者は2人となります。
(2)
未開票の票数は
480−450
=30票
で、CとDの合計得票数は最初の中間集計から
450−(110+90+50+40+15+70+60)
=15票
増えています。
この時点での各人の獲得票数は次のようになります。
A110 B90 C70+〇 D60+△ E50 40 G15(ただし、〇+△=15)
AとBの2人はすでに当選確実だから、残りの5人から2人当選する場合を考えることになります。
接戦となる場合を考えればいいから、残り5人の上位3人で2人の当選を争う場合を考えることになります。
C,D,E3人の合計得票数は、最も多くて、
70+60+15+50+30
=225票
で、
225÷3
=75票
より多ければ、つまり、
75+1
=76票
以上獲得すれば、Cは当選確実となります。