甲陽学院中学校2007年算数2日目第6問(解答・解説)
与えられた規則から、奇数番目の数は偶数番目の数によって決まる(1つ前の数(偶数番目の数)+1)ことが分かりますね。
そこで、偶数番目の数について分析します。
左から〇×2番目の数は、これより〇番前の数、つまり左から〇番目の数と等しくなります。 ←わかりにくければ、4番目や6番目などの小さな例で考えてみるとよいでしょう。
奇数段目を上段に、偶数番目を下段に書き出していきます。 ←問題文にある10個の数を下段に一気に書いて、そのあと上段を10個書き、その後、下段を書き出していけば、すぐにできますね。
1 2 2 3 2 3 3 4 2 3 3 4 3 4 4 5 ・・・
1 1 2 1 2 2 3 1 2 2 3 2 3 3 4 ・・・
(1)
上に書き出したものをチェックすると、初めて2が登場するのは3番目、初めて3が登場するのは7番目、初めて4が登場するのは15番目、初めて5が登場するのは31番目ですね。
整理すると、次のようになります。 ←条件を満たす数の真下にある数が何番目になるかを考えるとわかりやすいでしょう。
(1 (2−1)番目)
2 (2×2−1)番目
3 (2×2×2−1)番目
4 (2×2×2×2−1)番目
5 (2×2×2×2×2−1)番目
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
△ (2の△乗−1)番目 ←ハノイの塔の規則性ですね。
したがって、初めて「8」という数を記入するカードは左から
2×2×2×2×2×2×2×2−1
=255番目
となります。
(2)
最初に分析したことを利用しながら、さかのぼって考えます。
4000番目=2000番目=1000番目=500番目=250番目=125番目=124番目+1
124番目=62番目=31番目
左から31番目の数は5だから、左から4000番目の数は5+1=6となります。