甲陽学院中学校2010年算数2日目第2問(解答・解説)
算数オリンピック2000年トライアル第9問・広中杯2000年トライアル第3問の数値を変えた問題です。
ある整数を□とします。
1つの整数を除いたときの平均が375/11だから、1つの整数を除いたときの個数は11の倍数となるので、ある整数は11で割ると1余る数(11より大きいもの)になります。
ここで、1つの整数を取り除かないときの平均が(1+□)/2となることに着眼して、これが375/11ぐらいになる場合を考えて見当をつけます。 ←まず大雑把(おおざっぱ)に見当をつけることが大切です。
それぞれを2倍すると、(1+□)が750/11=70ぐらいということだから、
□
=66+1
=67・・・(1)の答え
とわかります。 ←実際に、11で割ると1余る数(11より大きいもの)を小さい順に調べていくと、67以外にないことがわかります。
また、除いた数は
(1+67)/2×67−375/11×66
=2278−2250
=28・・・(2)の答え
となります。