金蘭千里中学校2002年後期算数第4問(解答・解説)

(1)
金蘭千里中学校2002年後期算数第4問(解答・解説)の図1
直角三角形ABCは、右へ
  16−12
 =4cm
ずれているから、AD(=CF)の長さは
  4cm
となります。
求める面積は
  (4+16)×12×1/2 ←台形の面積公式を用いて直接求めましたが、直角二等辺三角形ABCの面積+長方形ACFDの面積とすることもできます(「和」(分割)で求める)。
 =120cm2
となります。

(2)
金蘭千里中学校2002年後期算数第4問(解答・解説)の図2
四角形ABEDは平行四辺形ですね。
三角形ADGと四角形ABEGの面積の比が5:19だから、
  GD:(AB+EG) ←(平行線と面積比)を参照しましょう。
 =[5]:[19]
となり、AB(=ED)は
  ([5]+[19])÷2
 =[12]
となります。
三角形ABCと三角形GDAは相似(ともに直角二等辺三角形)だから、
  BC:DA
 =AB:GD
 =K:D
となります。
Kが12cmに相当するから、ADの長さ(Dに相当)は
  12×D/K
 =5cm
となります。

この問題では使いませんでしたが、平行四辺形ABEDの面積と長方形ACFDの面積は等しいから、共通部分の三角形AGDの面積を取り除いた部分の面積も等しくなる(台形ABEGの面積=台形CFDGの面積)こともぜひおさえておきましょう。

平行線と面積比
下の図の面積比は、いずれも「上底+下底」の比で処理できます(長方形も平行四辺形も台形だから、左の2つですべて処理できます。また、三角形を上底0の台形と考えると、すべてを台形として処理できますね)。
平行線と面積比

面積比は
  (0+a):(b+c):(d+d):(e+e)
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ