金蘭千里中学校2004年後期算数第5問(解答・解説)
A君の持っているお金を[120]とします。 ←あとで10、8、6で割るので、無用な分数を避けるため、120(10と8と6の最小公倍数)としました。仕事算の処理と同じですね。
15等分するということは、
みかん、りんご、ももの1個の値段は、それぞれ
[120]÷10=[12]
[120]÷8=[15]
[120]÷6=[20]
となります。
なお、みかん1個の値段×10=りんご1個の値段×8=もも1個の値段×6であることから、
みかん1個の値段:りんご1個の値段:もも1個の値段 ←積一定⇒は比例(逆比)
=1/10:1/8:1/6
=(8×6):(10×6):(10×8)
=12:15:20
としてもいいでしょう。
(1)
りんご1個、もも1個を買った後の残りのお金は
[120]−([15]+[20])
=[85]
となり、
[85]÷[12]
=7.・・・
だから、みかんを7個まで買うことができます。
(2)
果物を3種類とも同じ数だけ買うので、みかん1個、りんご1個、もも1個をセットにして考えます。
セットの値段は
[12]+[15]+[20]
=[47]
となり、
[120]÷[47]
=2.・・・
だから、2セットまで買うことができます。
したがって、果物を合計3×2=6個まで買うことができます。