神戸女学院中学部2003年算数第2問(解答・解説)

4個の整数をA、B、C、D(A<B<C<D)とします。
表を利用して解くとわかりやすいでしょう。
     A   B  C   D    
A+B   最小  ○   ○         1033
A+C 2番目に小さい ○      ○      2013
B+C          ○   ○      2131か2790
A+D     ○         ○   2131か2790
B+D 2番目に大きい    ○      ○   2908
C+D 最大       ○   ○   3888

(1)上の表より、4個の整数をすべて加えると、
  (A+B)+(C+D)
 =1033+3888=4921
となります。

(2)上の表より、2番目に大きい整数(C)と3番目に大きい数(B)の差は
  C−B  CとBに共通のものを加えたものを表から探します。
 =(A+C)−(A+B) ←(C+D)−(B+D)でもいいですが、数字が大きいので、少し面倒です。
 =2013−1033
 =980

(3)C−Bが偶数だから、B+Cも偶数となるので、 ←BとCの差が偶数だから、BとCの偶奇は一致します。当然、BとCの和も偶数になりますね。
 B+C=2790
 A+D=2131
となります。
B+C=2790、C−B=980だから、和差算を利用すると、
 B=(2790−980)÷2
  =905
となります。
これと、A+B=1033を見比べると、一番小さい整数は
 A=1033−905
  =128
となります。
これと、A+D=2131を見比べると、一番大きい整数は
 D=2131−128
  =2003
となります。

大きな数字で面倒そうな問題だったけど、数字の大きさの意味がわかりましたね。
2003年にふさわしい問題にしたかったんですね〜♪

ラ・サール中学校1991年算数1日目第3問灘中学校1993年算数2日目第1問にもぜひチャレンジしましょう。



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