神戸女学院中学部2007年算数第2問(解答・解説)
天秤算の図で解く解法などいろいろな解法が考えられますが、ここでは、差集算的に整理して解いてみましょう。
クラスの平均点が63点で、最高点の人を除いた平均点が62点という条件を整理すると、次のようになります。
63 63 ・・・ 63 63
62 62 ・・・ 62 最高点
差 1 1 ・・・ 1 ☆
クラスの平均点が63点で、最低点の人を除いた平均点が64.5点という条件を整理すると、次のようになります。
63 63 ・・・ 63 63
最低点 64.5 ・・・ 64.5 64.5
差 ★ 1.5 ・・・ 1.5 1.5
クラスの人数から一人除いた人数を△人とします。
☆は1点を△人分集めたもの(1×△)になり、★は1.5点を△人分集めたもの(1.5×△)になります。
最高点は、63点より(1×△)点大きく、最低点は、63点より(1.5×△)点小さいから、その差は(△×2.5)点となり、これが65点となります。 ←差は、過不足算のときと同様ですね。
△×2.5=65 ←この式を作らずに、65点を1:1.5=2:3に比例配分して解いてもいいでしょう。
△
=65÷5/2
=65×2/5
=26
だから、クラスの人数は
26+1
=27人
となり、最高点は
63+1×26
=89点
となります。