神戸女学院中学部2010年算数第1問(解答・解説)
間違えた人数の表より、正解した人数の表のほうが扱いやすいので、問題文の表を読み替えます。
正解者数
問1 問2 問3 問4 問5
40人 30人 20人 20人 0人
まず、問1の正解者が40人、問5の正解者が0人であることに注目すると、得点としてありうるのが20点、40点、60点、80点だとわかります。 ←極端なものに注目するのは大切なことです。
80点の人(問5だけ不正解の人)と20点の人(問1だけ正解の人)を除いて考えます。
40点の人と60点の人の合計人数は
40−(3+5)
=32人
となります。
また、正解者数は
問1 問2 問3 問4 問5
32人 25人 15人 15人 0人
となるので、のべ正解問題数は
32+25+15+15+0
=87問
となり、合計得点は
20×87(点) ←答えでないので、あえて計算しません。
となります。
40点の人と60点の人に関する2種類の和が与えられているので、典型的なつるかめ算数の問題ですね。
60点の人の人数は
(20×87−40×32)÷(60−40)
=87−2×32 ←分配法則を利用しました。
=23人
となります。
なお、合計得点を経由せずに、2問正解の人(40点の人)と3問正解の人(60点の人)が合計32人いて、のべ正解問題数が87問と考えて、つるかめ算を解いてもいいでしょう。