神戸女学院中学部2013年算数第2問(解答・解説)
カードのシャッフルの問題ですね。
(1)
A 1 3 5 ・・・ 21 23 ・・・ 49
B 2 4 6 ・・・ 22 24 ・・・ 50
だから、上から23枚目のカード(23)は、上から
22×2+1 ←23×2−1としてもよいでしょう。
=45枚目
に移ります。
(2)
55 → △ → 55
操作X 操作X
(1回目)(2回目)
△が操作X(2回目)で上から55((55+1)÷2=28番目の奇数)枚目に来たということは、上から55枚目のカードが操作X(1回目)でAの28枚目(上から28枚目)に来たということですね。
上から28(14枚目の偶数)枚目に来るのは操作X(1回目)でBの14枚目に来たということですね。
上から55枚目がBの14枚目に来るということは、Aが
55−14
=41枚
あったということだから、カードは全部で
41×2
=82枚
あったことになります。
なお、操作Xを一般化して解いてみると、次のようになります。
操作Xにより、上半分の上から〇枚目のカードは操作Xにより、上から(〇×2−1)枚目に移り、下半分の上から〇枚目のカードは操作Xにより、上から(〇×2)枚目に移りますね。
このことを利用すれば、逆算により機械的に解くことができます。
〇×2−1は奇数、〇×2は偶数で、55は奇数だから、操作X(2回目)の直前では、55は上半分の(55+1)/2=28枚目にあったことになり、28は偶数だから、操作X(1回目)の直前(最初の状態)では、下半分の28/2=14枚目にあったことになります(以下略)。