神戸女学院中学部2020年算数第4問(解答・解説)
(1)
まず、時計Aと時計Cの両方の時刻が与えられているところに注目します。
時計Aと時計Cの針が進む速さの比は
(午後3時36分−8時):(午後3時20分−8時)
=7時間36分:7時間20分
=38/5時間:22/3時間
=38/5:22/3 ←問題文の条件にある38をそのまま残すため、あえて簡単にしません。
となるから、時計Aが38分進む間に時計Cは
22/3×5 ←先ほどの比で前項が5倍になったのだから、当然、後項も5倍になりますね。
=110/3分
進みます。
時計Cが
38−110/3
=4/3分
進む間に時計Bは1分15秒=5/4分進むから、求める比は
5/4:4/3
=15:16
となります。
(2)
時計Bと時計Cの速さの比を利用するため、時計Aの条件を時計Cの条件に読み替えます。
時計Aが午後3時36分を指しているときというのは、時計Cが午後3時20分を指しているときですね。
計算を楽にするため、差に着目して解きます。
(1)より、時計Cが7時間20分=22/3時間進む間に、時計Bは
22/3×(16−15)/16
=11/24時間
=11/24×60分
=55/2分
=27分30秒
遅れるから、求める時刻は
午後3時20分−27分30秒
=午後2時52分30秒
となります。