神戸女学院中学部21年第2問(解答・解説)
典型的な通過算の問題では、通過する距離が通過するものの長さと通過されるものの長さの和となっているので、図をかくまでもないでしょう。
(1)
時間の比 (A+B):(A−B)=5秒:70秒=1:14
↓逆比←距離一定(Aの長さ+Bの長さ)
速さの比 (A+B):(A−B)=14:1=[28];[2] ←和差算を解いたときに無用な小数(分数)が出ないようにしました。
Bの速さは
([28]−[2])÷2
=[13]
で、Aの速さは
[13]+[2]
=[15]
で、これが30m/秒に相当するから、Bの速さは
30×[13]/[15]
=26m/秒
となります。
(2)
Aの長さ+Bの長さは
(30−26)×70
=280m
で、Bの長さは
280×3/5
=168m
となり、Aの長さは
280−168
=112m
となります。
BはBの長さ+Cの長さを25秒で移動するから、Cの長さは
26×25−168
=482m
となります。
(3)
AがAの長さ+Cの長さを通過する時間を求めればいいですね。
列車Aは、鉄橋Cをわたり始めてからわたり終えるまでに
(112+482)÷30
=594/30
=198/10
=19.8秒
かかります。