神戸女学院中学部2022年算数第1問(解答・解説)


あめの個数は、4で割ると3余り、5で割ると4余る数だから、1個増やすと、4でも5でも割り切れる数つまり20の倍数となり、結局、20×□−1(□=1、2、3、…、10)と表される数となります。 ←あめの個数は200より少ないから、□は10以下となりますね。 上限チェック!
(1)
20×□−1=18×□+2×□−1となることと赤い袋のあめの個数が9で割ると6余る数であることから、条件を満たすのは、2×□−1が9で割ると6余る数、つまり2×□が9で割ると7余る数となる場合ですね。
□=8が条件を満たすから、赤の袋の中のあめは全部で20×8−1=159個となります。
(2)
Cのあめの個数は、Bからもらったあめの個数とその2倍のあめの個数(Aからもらったあめの個数)の合計、つまりBからもらったあめの個数の3倍の個数となり、青い袋のあめの個数は、CがBからもらったあめの個数の9倍の個数となり、9の倍数個となります。 文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件(倍数条件)を利用するとうまくいくことがよくあります(女学院頻出)。
(1)と同様に考えると、条件を満たすのは、2×□−1が9で割り切れる数、つまり2×□が9で割ると1余る数となる場合ですね。
□=5が条件を満たすから、青の袋の中のあめの個数は全部で20×5−1=99個となり、Cのあめの個数は99/3=33個となり、最初のAのあめの個数は33×(3+2)/3=55個となります。

中学受験・算数の森TOPページへ