神戸女学院中学部1991年算数2日目第4問(解答・解説)

(1)
AとBの食塩水の濃さが同じになったことから、Aの食塩水と食塩の比とBの食塩水と食塩の比が等しい、言い換えれば、Aの食塩水とBの食塩水の比とAの食塩とBの食塩の比が等しくなります。
  Aの食塩水の比:Bの食塩水の比
 =Aの食塩の比:Bの食塩の比
 =(150×8/100):(200×5/100)
 =12:10
 =E:D
E+D=Jが
  150+200+112
 =462g
に相当するから、Bの食塩水は
  462×D/J
 =210g
となり、Bに加えた水は
  210−200
 =10g
となり、Aに加えた水は
  112−10
 =102g
となります。
(2)
天秤算で解くこともできますが、ここでは、食塩水の量と食塩の量の推移をチェックして解きます。
その際、食塩水を取った割合と食塩を取った割合は同じである(例えば、食塩水を50/150=1/3取れば、食塩も1/3取ることになります)ことに注目するとわかりやすいでしょう。
また、AとBで食塩水をやりとりしているだけだから、2つの食塩水の量の合計と食塩の量の合計はそれぞれ一定(和一定)であることに注目すると、ミスが少なくなります。
神戸女学院中学部1991年算数2日目第4問(解答・解説)の図

          上側は、食塩水の量、下側の( )内は、食塩の量を表します。
したがって、求める食塩水の濃さは
  13.6/200
 =6.8/100
 →6.8%
となります。



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