神戸女学院中学部1995年算数1日目第1問(解答・解説)
割り切れないより、割り切れるほうが楽ですね。なんとか割り切れるようにならないかなという発想が大事です。
(求める数)+2は、4と7で割り切れます。
言い換えると、(求める数)+2は、28(4と7の最小公倍数)の倍数となります。
また、求める数は、100から200までの整数の中にあるので、
102≦(求める数)+2≦202 上限チェック・下限チェック!
となります。
上の2つの条件を満たす「(求める数)+2となる数」(整数)を書き出すと、
112、140、168、196 ←28ごとに現れます(28周期)
です。 28が25に近いこと、102が100に近いことから、25×4=100を思い浮かべて、112を見つけました。
よって、求める数は、
110、138、166、194
となります。
もし、下線部分に気付かなければ・・・
まず、7で割って5余る(100以上200以下の)整数という条件を検討
100以上200以下の整数の中で、7で割って5余る整数を書き出すと、
103、110、117、124、131、138、145、152、159、166、173、180、187、194
↑7ごとに現れます(7周期)
次に、4で割って2余る(100以上200以下の)整数という条件をチェック
この中で、4で割って2余る数(求める数)は、
110、138、166、194 ←28ごとに現れます(28周期)
です。
(4で割って2余る数のチェック方法)
まず、奇数を消します(4で割って1余る数と3余る数が消せますね)。
次に、4の倍数(下2桁(けた)が4の倍数)を消します(4で割り切れる数が消せますね)。
なお、7で割って5余る数という条件を4で割って2余る数という条件よりも先に検討したのは、次の2つの理由からです。
第1に、4で割って2余る数の方が、7で割って5余る数よりも個数が多いため、4で割って2余る数を書き出すほうが面倒だからという理由。
第2に、7で割って5余る数をあとでチェックするのが面倒だからという理由。