神戸女学院中学部1995年算数2日目第7問(解答・解説)
小さい箱に入れる4個が決まれば、大きい箱に入れる6個は自動的に決まるので、小さい箱に入れる4個について考えます。 ←大きい箱に入れる6個について考えてもいいですが、玉の数が多いから少し面倒ですね。
以下、赤玉をR、白玉をW、青玉をBと表記します。
もれなくダブりなく数えるために、Rの個数で場合分けをして考えます。 ←Rの個数で場合分けするのは、次の理由からです。Bは5個あるので、R、Wの個数にかかわらず、Bで小さい箱(4個入れる)を埋め尽くすことができるので、条件的に厳しくないですね(残りの個数にするのに最適ですね)。また、Wの個数は、Rの個数より1個多いので、Rより条件的に厳しくないですね(それに、Wの個数で場合分けすると、場合分けが1つ多くなり、少し面倒です)。
(ア)R2個の場合 Bの個数は、自動的に決まるので省略しています。
W2個
W1個
W0個
3通り
(イ)R1個の場合
W3個
W2個
W1個
W0個
4通り
(ウ)R0個の場合
W3個
W2個
W1個
W0個
4通り
以上、(ア)、(イ)、(ウ)より、求める場合の数は
3+4+4=11通り ←(ア)、(イ)、(ウ)は同時に起こらないので、和の法則で求まりますね。
(別解)樹形図の利用(結局、場合分けと同じことですが・・・)
条件の厳しいR、W、Bの順に樹形図をかいていきます。 樹形図は条件の厳しいところから!