神戸海星女子学院中学校2024年A算数第2問(解答・解説)
ある個数の製品を生産する仕事量を全仕事量とします。
与えられえた条件から、全仕事量=B5台で24日間の仕事量(=B10台で12日間の仕事量)=B5台で12日間の仕事量+A4台で10日間の仕事量となります。
(1)
A4台で10日間の仕事量、言い換えれば、A10台で4日間の仕事量は全仕事量の半分だから、全仕事量をA10台ですると4×2=8日間かかります。
(2)
A8台で5日間の仕事量は、A4台で10日間の仕事量に他ならないから、残りの仕事はちょうど半分となります。
半分の仕事をするのにB5台で12日間かかるから、5日間で終えるにはBが12台必要です。
(3)
A10台で3日間仕事をすると、全仕事量の3/8が終わります。
また、B10台で3日間仕事をすると、全仕事量の3/12=1/4が終わります。
結局、C5台で全仕事量の1−3/8−1/4=3/8を3日間ですることになるから、全仕事量をC5台ですると8日間かかることになり、全仕事量をD10台ですると4日間かかることになります。
上の解法では、全仕事量をおかずに解きましたが、どこかのタイミングで全仕事量をおいて解いてもいいでしょう。
例えば、(2)のタイミングで全仕事量をおくと次のようになります。
全仕事量をA1台だけですると、10×8=80日間かかり、B1台だけですると5×24=120日間かかります。
全仕事量を[240]とすると、A1台、B1台の仕事量はそれぞれ[240]/80=[3]、[240]/120=[2]となります。
A8台で5日間仕事をすると、[3]×8×5=[120]となり、残りの仕事は[240]−[120]=[120]となります。
この仕事をBが5日間で終わらせるには、1日あたり[120]/5=[24]の仕事をすることになり、Bは[24]/[2]=12台必要となります。
C5台で3日間の仕事量は
[240]−([3]+[2])×10×3
=[90]
だから、C1台の1日の仕事量は[90]/(5×3)=[6]となり、C10台で全仕事量をすると[240]/([6]×10)=4日間かかります。