甲南中学校2023年1期午前a算数第4問(解答・解説)
(1)
過不足算の問題ですね。
表(のようなもの)をかいて解きます。
3 3 ・・・ 3 89余り (ア)1人3本ずつ配った場合
7 7 ・・・ 7 1余り (イ)1人7本ずつ配った場合
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4 4 ・・・ 4 88 差
紫色の部分では、(イ)が7−3=4ずつ(ア)を引き離しています。それを人数分集めたものが、「青色の部分で(ア)が(イ)をリードしている分」になります。
したがって、小学生、中学生、高校生を合わせた人数は
88÷4
=22人
となります。
(2)
えんぴつは全部で
3×22+89
=155本
あります。
(3)
小学生と中学生を合わせた人数は
22−6
=16人
となり、小学生(1人9本)と中学生(1人?本)に配ったえんぴつは
155−3×6
=137本
となります。
条件不足のつるかめ算の問題ですね。
16人全員に9本配ったとすると、えんぴつは
9×16
=144本
必要ですが、
144−137
=7本
足りません。
中学生全員から同じ本数ずつえんぴつを回収して7本減らす必要がありますが、この7というのは、中学生1人あたりの回収本数に中学生の人数をかけあわせたものになるので、中学生1人あたりの回収本数は7の約数の1か7のいずれかとなります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を使うとうまくいくことがよくあります。
中学生には高校生より多くえんぴつを配ったことから、回収本数は1本となり、中学生には
9−1
=8本
ずつ配ったことになります。