慶應義塾普通部2004年算数第4問(解答・解説)
3人でやりとりしているだけなので、3人が持っているおはじきの個数の合計(和)は変わりませんね(和一定)。
1回目のやりとり後と2回目のやりとり後のおはじきの合計個数に注目して解きます。 ←一定のものに注目して解くのが文章題の基本ですね。
3人が持っているおはきじきの個数の合計を[80]とします。 ←無用な分数(小数)を避けるため、3+4+3=10と5+6+5=16の最小公倍数にしました。
Aの個数だけを求めればよく、1回目のやりとりにも2回目のやりとりにもAがからんでいるので、Aの個数だけに注目して解きます。
1回目のやりとり後のAのおはじきは
[80]×3/10
=[24]個
となり、2回目のやりとり後のAのおはじきは
[80]×5/16
=[25]個
となります。
[25]−[24]
=[1]
が3個に相当するから、1回目のやりとり後のAのおはじきは
3×[24]/[1]
=72個
となり、はじめにAが持っていたおはじきは
72+5×2
=82個
となります。
この問題では不要ですが、やりとりが複雑になれば、フローチャートをかいて条件を整理するとよいでしょう。