慶應義塾普通部2021年算数第4問(解答・解説)
(解法1)
6枚のカードを3で割ったときの余りで分類します。
(A)余り1・・・1、4
(B)余り2・・・2、5
(C)余り0・・・3、6
まずカードを選び出し、次に並べます。
3桁の整数が3の倍数となる、つまり、3枚のカードの数の和が3の倍数となるのは、それぞれのグループから3枚取り出す場合(この問題ではありません)とそれぞれのグループから1枚ずつ取り出す場合になります。 ←例えば、1〜9までの9枚のカードがあれば、同じグループから3枚取り出す場合がありますね。
それぞれのグループからどのカードを取り出すかで2×2×2=8通りあり、そのそれぞれに対して、並べ方が3×2×1=6通りあるから、3桁の3の倍数は全部で8×6=48個できます。
(解法2)
3桁の整数の各位の和は1+2+3=6以上、6+5+4=15以下の3の倍数となります。 ←上限チェック!下限チェック!
(あ)各位の和が6のとき
1、2、3の並べ方を考えればよく、3×2×1=6個できます。
(い)各位の和が9のとき
各位の和が9となるのは、1+2+6、1+3+5、2+3+4ですね。それぞれの並べ方については(あ)と同様6個ずつあるから、全部で6×3=18個できます。
(う)各位の和が12のとき
サイコロをイメージすれば、(い)のとき同様18個できることがすぐにわかります。 ←例えば、さいころの出た目が6、5、1のとき、さいころの下の面にある目は1、2、6となっていて、(い)の場合と(う)の場合が1対1に対応していることがわかりますね。
(え)各位の和が15のとき
サイコロをイメージすれば、(あ)のとき同様6個できることがすぐにわかります。
したがって、3桁の3の倍数は全部で(6+18)×2=48個できます。