慶應義塾普通部2022年算数第8問(解答・解説)
1個15円、18円、25円のお菓子をまず1個ずつ買うと、15+18+25=58円となり、残りの金額は301−58=243円となります。
この金額で1個15円、18円、25円のお菓子をそれぞれ□個、〇個、△個(□、〇、△は0以上の整数)買うと考えると、
15×□+18×〇+25×△=243
となります。
15×□、25×□は5の倍数で、243が5で割ると3余る数だから、18×〇も5で割ると3余る数となり、18が5で割ると3余る数だから、〇は5で割ると1余る数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら整数条件を考えましょう。設問の誘導で示唆されているところの条件から考えましたが、15×□、18×〇、243がすべて3の倍数であることに着目して、△の条件を考えてもよいでしょう。
243/18=27/2=13.・・・だから、〇は1、6、11のいずれかとなります。 ←上限チェック!
〇=1のとき
15×□+25×△=243−18×1=225
3×□+5×△=45 ←全部が1/5になったと考えました。
となります。
5×△と45が5の倍数だから、3×□も5の倍数となり、□は5の倍数となります。
(□,△)=(0,9)、(5,6)、(10,3)、(15,0)の4通りが考えられます。 ←一組目を見つけると、□を5増やし、〇を3減らすだけですね。
〇=6のとき
15×□+25×△=243−18×6=135
3×□+5×△=27
3×□と27が3の倍数だから、5×△も3の倍数となり、△は3の倍数となります。
(△,□)=(0,9)、(3,4)の2通りが考えられます。
〇=11のとき
15×□+25×△=243−18×11=45
3×□+5×△=9
3×□と9が3の倍数だから、5×△も3の倍数となり、△は3の倍数となります。
(△,□)=(0,3)の1通りが考えられます。
(2)
お菓子の買い方は全部で4+2+1=7通りあります。
(1)
18円のお菓子を11+1=12個買うと、15円のお菓子は3+1=4個、25円のお菓子は0+1=1個買えます。