灘高等学校2011年数学第2問(解答・解説)
サイコロを3回投げる問題なので、2回の時点まででいったん止めて、6×6の表をかきます。
(1)
サイコロを3回投げて4段目にいるのは、次の2つの場合があります。
(あ)サイコロを2回投げて2段目にいて、3回目に2か3の目が出る場合
(い)サイコロを2回投げて3段目にいて、3回目に1の目が出る場合
(あ)の場合は
7×2
=14通り
あり、(い)の場合は
4×1
=4通り
あるから、全部で
14+4
=18通り
あります。
(2)
サイコロを3回投げて2段目にいるのは、次の3つの場合があります。
(あ)サイコロを2回投げて0段目にいて、3回目に2か3の目が出る場合
(い)サイコロを2回投げて1段目にいて、3回目に1の目が出る場合
(う)さいころを2回投げて3段目にいて、3回目に4か5か6の目が出る場合
(あ)の場合は
12×2
=24通り
あり、(い)の場合は
9×1
=9通り
あり、(う)の場合は
4×3
=12通り
あるから、全部で
24+9+12
=45通り
あります。
(3)
(1)、(2)が親切な誘導になっているので、それに従って解いていきます。 ←灘中入試よりかなり楽ですね(笑)。
サイコロを4回投げて3段目にいるのは、次の3つの場合があります。
(あ)サイコロを3回投げて1段目にいて、3回目に2か3の目が出る場合
(い)サイコロを3回投げて2段目にいて、3回目に1の目が出る場合
(う)サイコロを3回投げて4段目にいて、3回目に4か5か6の目が出る場合
サイコロを3回投げて2段目にいる場合は(2)で、サイコロを3回投げて4段目にいる場合は(1)で問われていましたが、サイコロを3回投げて1段目にいる場合については問われていなかったので、まずその場合について考えます。
この場合は次の2つの場合があります。
(え)サイコロを2回投げて0段目にいて、3回目に1の目が出る場合
(お)さいころを2回投げて2段目にいて、3回目に4か5か6の目が出る場合
(え)の場合は
12×1
=12通り
あり、(お)の場合は
7×3
=21通り
あるから、全部で
12+21
=33通り
あります。
これで準備が整いました。
(あ)の場合は
33×2
=66通り
あり、(い)の場合は
45×1
=45通り
あり、(う)の場合は
18×3
=54通り
あるから、全部で
66+45+54
=165通り
あります。