大阪星光学院高等学校2009年1次数学第3問(解答・解説)


和が40となる2つの素数(17+23、11+29、3+37)が少なく、しかも、60−17=43、60−11=49、60−3=57のうち素数となるものが43だけだから、17、23、43、114−43=71と簡単に求まってしまいますが、そのことに気づかなければ下のようにすればよいでしょう。
(1)
条件を表で整理します。
     a   b  c   d    
a+b   最小  ○   ○         40
a+c 2番目に小さい ○      ○      60
b+c          ○   ○      66か88
a+d     ○         ○   66か88
b+d 2番目に大きい    ○      ○   94
c+d 最大       ○   ○   114

(2)
bとcの差は、60−40=20となります。 ←a+bとa+cの差ですね。
b+c=88とすると、和差算により、
  b
 =(88−20)÷2
 =34
となり、bが素数という条件に反します。
したがって、b+c=66となります。
和差算により、
  b
 =(66−20)÷2
 =23
となり、
  c
 =66−23
 =43
となり、
  a
 =40−23
 =17
となり、
  d
 =114−43
 =71
となります。



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