開成高等学校2011年数学第1問(1)(解答・解説)
覆面算の問題です。
(@)
扱いやすい足し算に直します。
b c a
+2 a b
a b 3
bが3以下であるとします。
一の位の数に注目すると、1以上9以下の整数であるaは1か2となります。
百の位に注目すると、aは1+2=3以上となるから、矛盾が生じます。
したがって、bは4以上となります。
(A)
bが4以上のとき、一の位の数に注目するとa+b=13となります。
aとbの和が奇数だから、差も奇数となります。 ←偶奇性に注目しました。
また百の位の数に注目するとa−bは2(十の位から繰上りがない場合)か3(十の位から繰上りがある場合)となりますが、3と確定します。
和差算により
a
=(13+3)÷2
=8
となり、
b
=8−3
=5
となります。
もとの筆算をすると ←上の筆算の十の位の数に注目して、1+c+aの一の位の数がbと一致することからcを求めてもよいでしょう。
853
−285
568
となるから、c=6となります。