大阪星光学院高等学校2005年数学第3問(解答・解説)


説明の便宜上、5つの円を左から順に@、A、B、C、Dとします。
5色以下の色鉛筆を使って5つの円を描く方法は全部で
  5×4×4×4×4 ←@が5通りあり、そのそれぞれに対してAが@以外の4通りあり、そのそれぞれに対してBがA以外の4通りあり、・・・。
 =1280通り
あります。
このうち、(1)2色を使うもの、(2)3色を使うもの、(3)4色を使うもの、(4)5色を全部使うものが考えられますが、使える色が中途半端に制限されたものは面倒なので、(4)、(1)、(3)、(2)の順に解きます。
(4)
この場合は
  5×4×3×2×1 ←@が5通りあり、そのそれぞれに対してAが残りの4色の4通りあり、そのそれぞれに対してBが残りの3色の3通りあり、・・・(単なる順列ですね)
 =120通り
あります。
(1)
  (5×4)/(2×1)×2 ←使う色の選び方が(5×4)/(2×1)通り(組合せですね)あり、そのそれぞれに対して@の色の決め方が2通りあり、そのそれぞれに対してA〜Dの色がただ1通りに確定しますね。
 =20通り
あります。
(3)
これが実質的にはメインの問題です。
2つの円だけ同じ色を使うことになりますね。
同じ色を使う円の選び方が
  (5×4)/(2×1)−4 ←@からDの円のうち異なる2つを選びますが、すべての場合から交わる2つの円を選ぶ場合を取り除きました。交わる2つの円の選び方は左側の円の決め方を考えればいいですね。なお、この程度であれば書き出してもいいでしょう(@−B、C、DとA−C、DとB−Dという感じです)。
 =6通り
あり、そのそれぞれに対して使わない色の選び方が5通りあり、そのそれぞれに対して色の決め方が4×3×2×1(通り)ある(順列ですね)から、この場合は全部で
  6×5×4×3×2×1
 =720通り
あります。
(2)
この場合は全部で
  1280−(120+20+720)
 =420通り
あります。



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