灘高等学校2021年数学第2問(解答・解説)
(1)
等しい長さの辺に着目して、残りの辺の長さを考えていきます。
その際、三角形の成立条件(最大の辺の長さ<残りの2辺の長さの和)に注意する必要があります。 ←ただし、等しい長さが最大辺の場合はこの条件を意識する必要はありません。
1、1・・・×
2、2・・・1、3
3、3・・・1、2、4、5
4、4・・・1、2、3、5
5、5・・・1、2、3、4
2+4+4+4=14通りの組合せが考えられますが、それぞれの組合せにおいて、異なる長さの辺がa、b、cのどれになるかで3通りあるから、a、b、cの組は全部で14×3=42組あります。
(2)
1、2、3、4、5、6の目が書かれた普通のサイコロと考え、6の目が出れば1となり、それ以外の目が出たらそのまま出た目となると考えます。
(1)で書き出したありうる組合せを出た目で分類しなおします。 ←1を1、6に書き換えるだけの機械的な作業です。
2、2・・・1、6、3
3、3・・・1、6、2、4、5
4、4・・・1、6、2、3、5
5、5・・・1、6、2、3、4
3+5+5+5=18通りの組合せが考えられますが、それぞれの組合せにおいて、異なる長さの辺がx、y、zのどれになるかで3通りあるから、x、y、zの組は全部で18×3通りあります。
すべての場合が6×6×6通りあるから、求める確率は(18×3)/(6×6×6)=1/4となります。