慶應義塾高等学校2018年数学第2問(解答・解説)
AとBでやり取りしているだけなので、AとBの食塩の量の合計も食塩水の量の合計も一定です。
そのことに着目して解きます。
食塩の量の合計は100×10/100+200×5/100=20gですね。
(作業後)
食塩水の量の比 A:B=100:200=1:2
濃度の比 A:B=1.5:1=3:2
だから、
食塩の量の比 A:B=(1×3):(2×2)=3:4 ←比の積・商〜食塩の量(の比)=食塩水の量(の比)×濃度(の比)
となります。
3+4=7が20gに相当するから、作業後のAの食塩の量は20×3/7=60/7gとなります。
最初食塩の量が10gだった食塩水Aは、100gBと交換すると食塩の量が10−5=5g減るから、10−60/7=10/7(=5・2/7)g食塩の量が減るためには、100×2/7=200/7g交換することになり、xの値は200/7となります。
(1)の答えも一応求めておきます。
上の解法から、10−(10−5)×x/100=10−x/20(g)となることはすぐにわかるでしょう。