慶應義塾女子高等学校2023年数学第1問[1](解答・解説)
勘のいい小学生なら、n×nとm×mが連続する平方数の場合、6+17=23=11+12だから、11×11と12×12だなと考えて、x=121+17=138、m=12、n=11と答えをすぐに求められるでしょうね。
もう少し厳密に解いてみると、次のようになります。
与えられた条件より
x+6=m×m
x−17=n×n
となります。
差を考えると、m×m−n×n=23となります。
和と差の積=2乗の差となること(南山中学校女子部2024年算数第1問(4)の解答・解説を参照)を利用すると、(m+n)×(m−n)=23となります。
m、nは整数だから、m+nもm−nも整数となります。
m+nとm−nは23の約数のペアで、m+n>m−nだから、m+n=23、m−n=1となります。
和差算を解くと、m=(23+1)/2=12、n=12−1=11、x=11×11+17=138となります。