慶應義塾女子高等学校2022年数学第3問(解答・解説)


印をつけた整数は12個ごとに現れるから、横に12個ずつ数字を並べた表をかきます。
 1000÷12=83・・・4
だから、12個を1セットと考えたとき、83セットでき、半端が4個あります。
2周目以降は、この半端の続きから表をかいていきます。
2周目が終わった後、半端が8個となり、3周目が終わった後、半端がなくなり、4周目の1で印をつける作業が終わることもすぐにわかりますね。
慶應義塾女子高等学校2022年数学第3問(解答・解説)の図1

印をつけた数は、1周目は12で割ると1余る数となり、2周目は12で割ると9余る数となり、3周目は12で割ると5余る数となります(上の表の左端の数)。
1周目で印をつけた整数は83+1=84個となり、2周目の最初に印をつけた整数(□)は9となります。
また、印をつけた整数は全部で84+83+83=250個あるから、印がついていない整数は全部で1000−250=750個あります。
(別解)
表をかかなくても解くことができます。
整数は1000個あるから、1000周期です。
また、印をつけた整数は12番目ごとだから、12周期です。
周期が一致するのは3000(1000と12の最小公倍数)毎ですね。
したがって、印をつけた整数の個数は
  3000×1/12
 =250個
となります。(以下略)
神戸女学院中学部でも同じような問題が出されている(神戸女学院中学部2004年算数第1問)ので、ぜひ解いてみましょう。



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