西大和学園高等学校2019年数学第1問(5)(解答・解説)
Nの百の位の数を〇、下2桁を□とします。
「Nを100で割った余りは百の位の数を12倍した数に1加えた数に等しい」から、□(=〇×12+1)は12で割ると1余る数となります。
また、「Nの一の位の数を十の位に、Nの十の位の数を百の位に、Nの百の位の数を一の位に置きかえてできる数はもとの整数Nより63大きい」から、
□×10+〇−(〇×100+□)=63
□×9−〇×99=63
□−〇×11=7
□=〇×11+7
となり、□は11で割ると7余る数となります。
結局、□は12で割ると1余り、11で割ると7余る2桁の整数となります。
12で割ると1余る数は奇数だから、11で割ると7余る2桁の整数のうち奇数だけを書き出します。
29,51,73,95 ←11×2+7に22を足していくだけです。
このうち、12で割ると1余る数は73だけですね。
したがって、□=73となり、〇=(73−7)/11=6となるから、Nは673となります。