関西学院中学部2001年A算数1日目第7問(解答・解説)


(解法1)
食塩水の量と食塩の量の推移をチェックして解きます。
その際、食塩水を取った割合と食塩を取った割合は同じであることに注目するとわかりやすいでしょう。また、AとBでやりとりしているだけなので、食塩水と食塩の和が一定であることに注目すると、ミスが防げます。 やりとり⇒和一定
Aの最初の食塩の量を[30]とします。 ←あとで200/1000=1/5倍、200/1200=1/6倍するから、無用な分数を避けるため、30としました。
関西学院中学部2001年A算数1日目第7問(解答・解説)の図1
                          上側は、食塩水の量、下側の( )内は、食塩の量を表します。
[25]が50−5=45gに相当するから、Aの最初の食塩の量([30])は
  45×[30]/[25]
 =54g
となるから、Aの最初の濃度は
  54/1000
 =5.4/100
 →5.4%
となります。
(解法2)
天秤算で解きます。
Bの最初の食塩水の濃度が3%で、Aの最終的な濃度が5%だから、Aの最初の濃度は、3%より大きいことがわかります。
最初、AとBを200g:1000g=1:5の割合で混ぜ、次に、AとB(新)を800g:200g=4:1で混ぜていますね。
  
関西学院中学部2001年A算数1日目第7問(解答・解説)の図2
[4]+[1]=[5]=Dとなるから、
  [1]=@
となります。
@+[4]=@+C=Dが5−3=2%に相当するから、Aの最初の濃度は
  5+2×@/D  ←5+[1]ですね。
 =5.4%
となります。



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