関西学院中学部2007年A算数2日目第6問(解答・解説)
2でも3でも5でも割り切れない整数は30(2と3と5の最小公倍数)ごとに同じ繰り返しで現れます。
そこで、30個書き出して調べます。
横に6個ずつ並べた後、まず、2の倍数を消し(図のピンク色の線)、次に、3の倍数を消し(図の青色の線)、最後に、5の倍数を消します(図の黄緑色の線)。
2でも3でも5でも割り切れない整数は、30個中8個あります。
3桁の整数は
999−99
=900個
あり、
900÷30
=30 ←半端がないので、楽ですね。
だから、3けたの整数で2でも3でも5でも割り切れないものは
8×30
=240個
あります。
なお、900×1/2×2/3×4/5=240個とすることもできます。
また、3桁の整数の個数を求めた後は、3つのヴェン図を思い浮かべて、次のようにすることもできます。
2か3か5で割り切れる数の個数は
(2の倍数の個数)+(3の倍数の個数)+(5の倍数の個数)−(6の倍数の個数)−(15の倍数の個数)−(10の倍数の個数)+(30の倍数の個数) ←わかりにくければ、ヴェン図をかいてみましょう。
=900÷2+900÷3+900÷5−900÷6−900÷15−900÷10+900÷30
=450+300+180−150−60−90+30
=660個
だから、求める個数は
900−660
=240個
となります。