関西学院中学部2023年A算数第4問(解答・解説)
声に出さずに数を唱えていけば次のような決まりがすぐに見つかるはずです。
1/1,2,1/1,2,3,2,1/1,2,3,4,3,2,1/1,2,…
群数列の問題ですね。
グループごとに縦に並べます。
その際、各グループの個数をチェックし、各グループの数の和を求めておきます。
[1]1 1個 和1×1=1
[2]1,2,1 3個 和2×2=4
[3]1,2,3,2,1 5個 和3×3=9
[4]1,2,3,4,3,2,1 7個 和4×4=16
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
[□]1,2,3,・・・,□−1,□,□−1,・・・,3,2,1 (□×2−1)個 和□×□
(1)
はじめて9が出てくるのは、[9]グループの9番目だから、
(1+3+5+・・・)+9 ←1から連続する奇数△個の和が△×△となることを利用するので、[8]グループの個数(8番目の奇数)をわざわざ求める必要がありませんね。
=8×8+9
=73番目
となります。
(2)
7×7=49、10×10=100、11×11=121だから、求める数の和は、[8]グループの数の和(8×8=64)、[9]グループの数の和(9×9=81)、[10]グループの数の和(10×10=100)と[11]グループの1番目から11番目の数の和(1+2+3+4+・・・+10+11=66)を合計すればいいですね。 ←1から10までの整数の和が55となることを利用しました。
求める数の和は
64+81+100+66
=311
となります。
1からの連続する奇数の和については、西大和学園中学校1995年算数第5問の解答・解説を参照しましょう。