開成中学校2002年算数第2問(解答・解説)
(1)
はじめに容器A、B、Cにあった食塩水をA、B、Cと呼び、操作後に容器A、B、Cにできた食塩水を、新A、新B、新Cと呼びます。
新Bは、A100gとB200gを混ぜたものですね。
2種類の食塩水を混ぜるので、天秤算を利用します。
AとBを混ぜたときにできる食塩水はAより濃いので、BのほうがAより濃いことがわかります。
Aの濃度(Aの濃度の2倍とAの濃度の差ですね)がAで、Bの濃度が
A×2+@
=D
となるから、はじめに容器B内にあった食塩水の濃度は、はじめに容器A内にあった食塩水の濃度の
D/A
=5/2倍
となります。
(2)
(1)と同様の作業をします。
新Cは、新B100gとC200gを混ぜたものですね。
新B(濃度はA×2=C)とCを混ぜたときにできる食塩水は新Bより濃い(濃度はD×2=I)ので、Cのほうが新Bより濃いことがわかります。
[2]が
I−C
=E
に相当するから、Cの濃度は
I+E×[1]/[2]
=L
となります。
また、新Aは、A(濃度はA)100gと新C(濃度はI)100gを混ぜたものですね。
Aと新Cを同じ量混ぜているのだから、濃度は真ん中になるはずですね。
新Aの濃度は
(A+I)/2
=E
となります。
これが5%に相当するから、はじめに容器A、B、C内にあった食塩水の濃度はそれぞれ
5×A/E
=5/3%
5×D/E
=25/6%
5×L/E
=65/6%
となります。