開成中学校2004年算数第1問(解答・解説)
低学年のころから算数パズルで遊んできた子にとっては楽しい問題でしょう。
解答例は、次のようになります。
1=(4−3)×(8−7)
|
6=3+4−(8−7)
|
2=4−3+8−7
|
7=8−7÷(4+3)
|
3=7+8−3×4
|
8=8×7÷(4+3)
|
4=4×7−3×8
|
9=8+7÷(4+3)
|
5=(3+7)÷(8÷4)
|
10=(3−7÷4)×8
|
10が少し難しいかもしれません。
ただ、分数(わり算)を使うことに気づけば(8を残して、5/4を作り出そうと思えば)、すぐに解けますね。
上の解答例以外にも、例えば次のようなものがあります(他にもたくさんあるので、いろいろ作ってみましょう)。
1=(8+3)÷(7+4)
2=7−3−8÷4
3=(7+8÷4)÷3
4=(3×8+4)÷7
5=(3+4×8)÷7
6=7−(3−8÷4)
7=7×(3−8÷4)
8=7+(3−8÷4)
9=7×3−4−8
問題文の例から判断すると、9=83−74、10=38−4×7などは駄目なのでしょうね。
3つの数で1を作ることにより、連番で処理できるので、手間が省(はぶ)けます。
例えば、上の解答例の7、8、9の部分です。
8を残して、7÷(4+3)=1を作ることにより、7、8、9が一気に処理できていますね。
7を残して、8−4−3=1を作ることにより、6、7、8を一気に処理してもいいですね。
(参考問題)テンパズル(make10)
1、1、9、9の4個の整数を一回ずつ使って、たし算、ひき算、かけ算、わり算を組み合わせることにより、10を答えにもつ式を作りなさい。このとき式にカッコ( )を使ってもかまいません。
(チャレンジ問題にいつも応募していただいている「たまちゃん」さんに提供していただいた問題(有名な問題)です。)