開成中学校2007年算数第3問(解答・解説)

  時間の比 A:(A+C):(B+C)
      =5/2分:2分:7分
      =5:4:14
   ↓逆比←距離一定(円1周)
  速さの比 A:(A+C):(B+C)
      =1/5:1/4:1/14
      =28:35:10
となります。
Aの速さを[28]とすると、Cの速さは
  [35]−[28]
 =[7]
となり、Bの速さは
  [10]−[7]
 =[3]
となります。
(1)
Bが初めて元に戻るのは、出発してから
  [28]×5/2÷[3]
 =70/3分後
 =23分20秒後
だから、1時23分20秒となります。
(2)
AがBに初めて追いつくのは、出発してから
   [28]×5/2÷([28]−[3])
 =14/5分後
 =2分48秒後
だから、1時2分48秒となります。
(3)
1番遅いBを固定して、Aが
  [28]−[3]
 =[25]
の速さで時計回りに、Cが[10]([7]+[3])の速さで反時計回りに回っていると考えればいいでしょう。
このように考えたときのAとCの速さの比は
  [25]:[10]
 =5:2
だから、同一時間に進んだ距離の比も5:2となります。
円周を図のように3等分します。
開成中学校2007年算数第3問(解答・解説)の図

A、B、Cが正三角形の3頂点となるのは、CがPに来てAがQに来るかCがQに来てAがPに来るかですね。
Cが初めてPに来たとき(Cが1/3周進んだとき)、Aは1/3×5/2=5/6周進むので、この場合は駄目ですね。
Cが初めてQに来たとき(Cが2/3周進んだとき)、Aは2/3×5/2=5/3周=1周+2/3周)進んだ地点Pに来るので、この場合は条件を満たします。
したがって、A、B、Cが初めて正三角形の3つの頂点となるのは
  [28]×5/2×2/3÷[10]
 =14/3分後
 =4分40秒後
だから、1時4分40秒となります。



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