開成中学校2012年算数第3問(解答・解説)
いもづる算の問題です。
実際のツル、カメ、トンボの数をそれぞれ、□、△、〇とすると、与えられた条件より
2×□+4×△+6×〇=200 →□+2×△+3×〇=100 ←全体を半分にしました。なお、足の本数が全部半分になったと考えればいきなりこの式を作ることができますね。
2×〇+4×□+6×△=200 →〇+2×□+3×△=100
となります。
2つの式より
□+2×△+3×〇=〇+2×□+3×△
2×〇=□+△ ←与えられた条件を「ツルとカメの足の本数を2本増やし、トンボの足の本数を4本減らしても足の本数が変わらない」と読み替えると、2×□+2×△=〇×4となり、その半分を考えることにより、この式を作ることができます。
となります。
この式と2×〇+4×□+6×△=200より
5×□+7×△=200
となります。
5×□と200は5の倍数だから、7×△は5の倍数となり、7は5の倍数でないから、△は5の倍数となります。 ←文章題で条件が不足していると感じたら、整数条件を利用するとうまくいくことがよくあります。
△が5増えると、左辺が7×5=35増えるので、□は35÷5=7減りますね。
実際に0は含まれませんが、便宜上いったん含めて考えると、次のようになります。
△ 0 5 10 ・・・ 25
□ 40 33 26 ・・・ 5
したがって、実際のツルの数として考えられるものは5、12、19、26、33となります。 ←トンボの数はツルの数とカメの数の平均だから、0となる心配はないですね。