開成中学校2013年算数第2問(解答・解説)
(1)
時間の比 船の下り:船の上り=1:2.25=4:9
↓逆比←距離一定(AB間の距離)
速さの比 船の下り:船の上り=9:4=18:8
となるから、
速さの比 船の下り:船の上り:船の静水時:ボール(流速)=18:8:{(18+8)÷2}:{(18−8)÷2}=18:8:13:5 ←船の下りの速さ(静水時の速さ+流速)=18で、船の上りの速さ(静水時の速さ−流速)=8だから、和差算を利用しました。
となります。
AB間の距離を[360]とします。 ←あとで、18、8、5で割るので、無用な分数(小数)をさけるために、18、8、5の最小公倍数でおきました。
船の往復にかかった時間は
[360]/18+[360]/8
=[20]+[45]
=[65]
で、ボールがAB間を流れるのにかかった時間は
[360]/5
=[72]
で、この差の
[72]−[65]
=[7]
が42秒に相当するから、求める時間は
42×[72]/[7]
=432秒
=7分12秒
となります。
(2)
(ア)について
速さの比 ボール:出会い(ボール+船の上り)=ボール:船の静水時=5:13
↓逆比←距離一定(AB間の距離)
時間の比 ボール:出会い=13:5=L:D
Lが7分12秒に相当するから、船とボールが最初に出会うまでにかかった時間(D)は
7分12秒×D/L
=35/13分60/13秒
=2分(9/13×60+60/13)秒
=2分600/13秒
となります。
(イ)について
船がボールに追いつくまでに途中で、速さが変わるので、速さの変化がない最後の部分からさかのぼって考えます。
速さの比 ボール:船の下り=5:18
↓逆比←距離一定(船がボールに追いついた地点からB地点までの距離)
時間の比 ボール:出会い=18:5=<18>:<5>
<18>−<5>
=<13>
が42秒に相当するから、ボールが船に追いつかれてからB地点に達するまでにかかった時間(<18>)は
42×<18>/<13>
=756/13秒間
となるから、船がボールに追いつくまでにかかった時間は
7分12秒ー756/13秒
=7分12秒−1分+24/13秒 ←756/13秒=1分−24/13秒となることに着眼して計算しました。〜ひきすぎたら、たす!
=6分180/13秒
となります。