開成中学校2024年算数第1問(1)(解答・解説)


大きい数字3個を掛け合わせたところで1000にもならないのだから、数字を4個以上使うことは明らかでしょう。
2024年の受験生なら、2024=2×2×2×11×23であることは覚えているでしょう。
この素因数分解を考慮すると、4個の数字のかけ算やかけ算と足し算の組合せで2024を作ることも厳しいことがすぐにわかりますね。
そこで、5個の数字を組み合わせることを考えます。
2024=8×253だから、4個の数字を組み合わせて253を作ることを考えます。
大きい数字のかけ算が必要なのは明らかですが、9×7に6をかけると253大幅に超えてしまいます。
そこで、4をかけると9×7×4=252となるので、1を足せばいいことがすぐにわかりますね。
したがって、解答例は8×(9×7×4+1)となります。
8=4×2として、2だけ分配すると、4×(9×7×8+2)となり、これも解答例となります。
得点が低くなる解答例も一応書いておきます。
数字5個の解答例をアレンジしたものになります。
 数字6個
 8×9×7×4+2+6
 数字7個
 8×(9×7×4+1)×(3−2)
 数字8個
 8×(9×7×4+1)+2+3−5
 数字9個
 8×(9×7×4+1)+6+2−3−5



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