ラ・サール中学校2009年算数第3問(解答・解説)
(解法1)
この程度であれば、図(線分図やダイヤグラム)をかいて問題文を整理するまでもないでしょう。 ←もしわかりにくければ、時間の条件がたくさんあるので、ダイヤグラムをかくとよいでしょう。
(2)
PQ間を進むのに、A君は
午前10時42分ー午前9時−6分
=96分間
かかり、B君は
午前10時25分−午前9時13分
=72分間
かかるから、同一距離(PR間)を進むときの時間の比は
A君:B君=96分間:72分間=4:3=C:B
となります。
C−B
=@
が
午前9時13分−午前9時
=13分間
に相当するから、B君がA君を追い越した時刻は
午前9時13分+13分×B/@
=午前9時52分
となります。
(1)
B君に注目します。
PR間を進むのにかかった時間は39分間、QR間を進むのにかかった時間は
午前10時25分−午前9時52分
=33分間
となるから、
時間の比 PR:RQ=39分間:33分間=13:11
||←速さ一定
距離の比 PR:RQ=13:11
となります。
(解法2)
ラ・サールの誘導に従って解くと、次のようになります。
(1)
A君が休まないと考えてダイヤグラムをかきます。 ←頭の中で思い浮かべればよいでしょう。
ちょうちょ相似(相似比は、(午前9時13分−午前9時):(午前10時42−6分−午前10時25分)=13:11)に注目すると、PR:RQ=13:11=[13]:[11]とわかります。
(2)
B君に注目します。
[13]+[11]
=[24]
の距離を進むのに、午前10時25分−午前9時13分=72分間かかっているので、[13]の距離を進むのに
72×[13]/[24] ←速さ一定⇒時間の比=距離の比
=39分間
かかります。
したがって、B君がA君を追い越した時刻は
午前9時13分+39分
=午前9時52分
となります。
(解法3)
(1)
A君とB君の2人の速さの差が一定のとき、時間の差が距離の比に比例することに着眼して解きます。
PR間を進むときのA君とB君の時間差は
午前9時13分−午前9時
=13分
で、RQ間を進むときのA君とB君の時間差は
午前10時42−6分−午前10時25分
=11分
だから、PR間とRQ間の距離の比は
13:11
となります。
(2)
B君に注目します。
B君がP地点のとき 時間差13分(B君が遅れ)
B君がR地点のとき 時間差0分
B君がQ地点のとき 時間差11分(A君が遅れ)
B君が
午前10時25分−午前9時13分
=72分間
進むと、A君とB君の時間差が13+11=24分となるから、2人の時間差が13分となるのは、B君が
72×13/24
=39分
進んだとき、つまり
午前9時13分+39分
=午前9時52分
になります。