ラ・サール中学校2014年算数第3問(解答・解説)
与えられた条件から、Aが平地にかかった時間とAが上りにかかった時間は等しくなります。 ←Aが平地にかかった時間を□分、Aが上りにかかった時間を△分とします。平地部分ではAが(300−250)×□=50×□(m)「貯金」し、登り坂部分ではAが(250−200)×△=50×△(m)「借金」することになりますが、最終的に同時に出発した2人が同時に到着するので、「貯金と借金がチャラ」になり、□=△となります。
Aが上りにかかった時間(Aが平地にかかった時間)は
12分30秒÷2
=6分15秒
となり、Aが最初の平地にかかった時間は
6分15秒×1/3
=2分5秒
となります。
2人が途中で並ぶまでについても、先ほどと同様、Aが平地にかかった時間とAが上りにかかった時間は等しくなるから、2人が途中で並ぶのは、走り出してから、
2分5秒×2
=4分10秒後・・・(1)の答え
となります。
また、コースの登り坂の長さは
200×25/4
=1250m・・・(3)の答え
となります。
Aが登り坂100mを走るときは
100/200
=1/2分
=30秒
かかり、Aが平地100mを走るときは
100/300
=1/3分
=20秒
かかるので、時間の差は
30−20
=10秒・・・(2)の答え
となります。
なお、(3)だけを解くのであれば、次のようにしてもいいでしょう。
Aは、300m/分と200m/分を組み合わせて合計12分30秒間走ると、250×12.5(m)進んだということだから、典型的な速さのつるかめ算の問題ですね。
登り坂にかかった時間は
(300×12.5−250×12.5)÷(300−200)
=50×12.5/100 ←分配法則の逆を利用しました。
=25/4分
だから、登り坂は
200×25/4
=1250m
となります。