ラ・サール中学校2020年算数第3問(解答・解説)

(1)
直方体を復元して考えます(下の左の図)。
ラ・サール中学校2020年算数第3問(解答・解説)の図

直方体の体積は
  3×4×4
 =48cm3
ですね。
切り取った三角錐の体積は直方体の体積の
  1/2×1×1/3 ←底面積が半分で、高さが同じで、柱体に対して錐体だからです。
 =1/6
だから、求める体積は
  48−48×1/6 ←(1)だけなら、48×5/6としたほうがいいかもしれませんが、(2)のことを考慮して引き算で求めした。
 =40cm3
となります。
(2)
点Mを通り、面ABEに平行な平面で切断すると、上の右の図のようになります。
2つの相似な円錐(相似比が2:1だから、体積比は2×2×2:1×1×1=8:1となります)が現れますね。
小さな円錐の体積は
  8×1/8
 =1cm3
となるから、2つの立体のうち大きいほうの体積は
  48×1/2−1
 =23cm3
となり、小さいほうの体積は
  40−23 ←(1)を利用しました。
 =17cm3
となります。



中学受験・算数の森TOPページへ