ラ・サール中学校1994年算数2日目第2問(解答・解説)
(1)
簡単な問題ですね。
実は、(1)は(2)を解くためのヒントになっています。
(1)が非常に簡単な問題の場合、それは(2)以降を解くためのヒントになっています。
求める速さの差は
52−4
=48km/時 ←うっかりこれを答えにしないようにしましょう。
=48÷36/10 ←秒速(m/秒)×36/10(3.6)=時速(km/時)を利用しました。48×1000×1/60×1/60としてもいいでしょう。
=48×10/36
=40/3m/秒
となります。
(2)
通過算の問題(きちんと通過してる場合)のポイントは、距離が和になる(長さを考えないものの長さは0と考えます)ことです。
「線路と平行なまっすぐな道を毎時4kmの速さで歩いている人を、列車が6秒間で追いぬき」
→距離・・・列車の長さ+人の長さ(0)=列車の長さ
速さ・・・(列車の速さ)−(人の速さ)
時間・・・6秒間
「同じ道を毎時52kmで走っている自動車を、この列車が18秒間で追いぬきました。」
→距離・・・列車の長さ+自動車の長さ(0)=列車の長さ
速さ・・・(列車の速さ)−(自動車の速さ)
時間・・・18秒間
時間の比
{(列車の速さ)−(人の速さ)}:{(列車の速さ)−(自動車の速さ)}
=6秒:18秒=1:3
↓逆比←距離一定(列車の長さ+0(人や自動車の長さ))
速さの比
{(列車の速さ)−(人の速さ)}:{(列車の速さ)−(自動車の速さ)}
=B:@
となります。
B−@
=A
が、自動車の速さと人の速さの差(40/3m/秒)になるので、
(列車の速さ)−(人の速さ)
=40/3×B/A
=20m/秒
となります。
したがって、列車の長さは
20×6
=120m
となります。